https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

【次代への名言】受難と復興の日誌編(61)

「人間は逆境に立つて初めて人間の心がわかる。此(こ)の感激の心を失はないで余生を歩いて行かうと思ふ」(芦田均(あしだ・ひとし))

 昭電疑獄は複雑な様相をもっていた。その根は、連合国軍総司令部(GHQ)内の権力闘争にある。タカ派のGHQ参謀2部が、昭電幹部と癒着していたライバルのGHQ民政局の追い落としを図って発端を開き、その結果として、民政局に近かった芦田をはじめ、政官財界にわたる一大疑獄となったのだという。