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経済問題に対処するため政治制度改革が必要=中国の温家宝首相

さらに、こうした改革については、段階的で秩序立ったものである必要があると述べた。

温首相、重慶市党委書記らを批判…異例の口調で

 温首相は、文化大革命を発動した左派の誤りも指摘。薄書記が推進した「唱紅(革命歌を歌う)」運動を暗に批判したものだとする見方も広がっている。

全人代閉幕 温首相が“最後”の会見 政治体制改革に改めて意欲

 温首相は「永遠に人民とともに歩む」と宣言し、任期中に発生した経済や社会の問題の責任は自分にあるとの考えを示した。その上で、「成し遂げていない仕事がある」と述べ、志した改革の停滞に遺憾の意を示した。


 経済発展に伴い、中国国内では汚職や貧富の格差、党・政府に対する不満が膨らんでいる。現状では経済的成果を失うとの危機感を持つ温首相は「文化大革命の誤りや封建的な影響は完全には払拭されていない」などと述べ、政治改革の必要性を強調した。

中国・温首相“政治改革が必要” NHKニュース

この中で、温首相は「首相になって9年がたった。難しい日々だったが、まだ多くの仕事が終わっていないし、うまくできなかったものもあり、遺憾だ」と述べたうえで、残る任期で、ヨーロッパの信用危機への対応などに全力で取り組みたいという考えを示しました。

そのうえで、温首相は「経済発展によって、分配の不均衡や汚職などの問題が引き起こされた。これらを解決するために、経済体制改革だけでなく、政治体制改革も進めるべきで、特に党と国家の指導体制の改革が必要だ」と述べ、国民の不満を解消するために、政治面の改革が欠かせないという考えを示しました。
そのうえで、温首相は「改革の難しさは理解している。国民の支持が必要だ。13億の人口を抱える中国の国情を踏まえて、徐々に社会主義民主政治を築いていかなければならない」と述べたものの、改革の具体的なめどについては言及しませんでした。
温首相は、改革の実現に向けて、「息が続くかぎり頑張る」と述べましたが、政治改革を巡っては、最高指導部内では慎重な意見も多いとされ、難しいかじ取りをうかがわせるものとなりました。