17日午後に国会内で開いた役員会。参院議員会長として最も掌握しなければならないはずの参院から3人の離党者が出たことで、さすがの輿石氏も危機感をあらわにした。
その後の常任幹事会では「消費税、原発問題はうっかりすると、すべての女性を敵に回しかねない」と漏らし、昼の参院常任役員会では「みんなで落ち着かせないと…」と動揺が広がるのを食い止めるのに躍起となった。
輿石氏は17日の記者会見で自らの責任を問われると「それは言われて対応する問題ではない」と語るだけだった。だが、党内にはなお離党予備軍が少なからずおり、参院民主党内からは半ば公然と輿石批判が出ている。ある若手議員はこう言い切った。
「輿石さんが説得したって無理だ。輿石さんには党内をまとめる力はないよ」