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那智の滝「ご神体」侵入の登山家、熊野那智大社訪れ謝罪 丸刈りで“滝修行”も

 「謝りに来ましたよ。3人で謝罪したいと電子メールや電話で連絡があり、22日(日曜日)の午前8時過ぎに来ました。3人とも頭を丸め、黒色のスーツにネクタイを締めてました」

 「応接間に入るなり、土下座して、声をそろえ『すみません』と…。さらに『浅はかにも、ご神体である滝を、ただの岸壁と思って登ってしまいました』というようなことを言っていました。信仰心というものが、まったくなかったようですな」

 「ふざけた態度で謝りに来たら、鉄拳制裁の可能性はありましたがね。ただ、今日の私たちがあるのは親やご先祖様があるからで、私たちを作ったのは神様。人間は失敗もするし、過ちも犯す。しかし、それらを反省せねばならない。本当のこと、正義は1つだと話しました。また、自然に対してもっと畏敬の念を持つべきだと、コンコンと小一時間、説教してやりました」

 「釈放後、なぜすぐ来なかったのか…と3人を問いつめたら、彼らは『この1週間、どのように謝ろうかと悩んでいた』と説明していました」

 −−お説教だけで帰したのでしょうか


 「いえいえ。その場で『もう2度としません』といった内容の文書を私が作成し、3人に母印を押してもらいました。私は皆さんと神様をつなぐことが仕事ですから、(当日)雨天の中、3人を連れて滝まで行き、その文書を神前に置き、冒涜(ぼうとく)したことを神にわびる神事を大声で行いました。3人は雨に打たれ、滝のしぶきも浴び、私の後ろで直立不動でおりました。その後、警察署へ向かわせました」

 「3人は、自然の恵みに対する感謝の気持ちを忘れていた。自然があるから人間も生きているのです。『2度としません』といわれても、本当なのかと思ってしまいますが、『すみません。謝ります』というのなら、許してあげんといかんだろうと思う。これを機に、いい人になることを期待していますよ。刑事告訴はしません。今後の判断は警察に任せます」