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羽根挑戦者が勝ち1勝1敗に 囲碁名人戦第2局2日目

 午後2時から対局場のある「層雲峡 朝暘亭」で大盤解説会が始まった。解説は大矢浩一九段、聞き手は下坂美織二段。下坂二段は帯広市の出身で、女性棋士では唯一の北海道出身者。北海道のイベントには引っ張りだこだ。

 対局場のあるホテルから5分ほど歩くと、黒岳(標高1984メートル)の5合目まで登れるロープウエー乗り場がある。約7分の空の旅では、大雪山系雄大なパノラマを楽しめる。さらにリフトで7合目まで登ることもでき、気軽に山の雰囲気を味わえる。今日も朝から青空が広がり、多くの観光客や登山客が訪れていた。


 お昼前の7合目の気温は13度。例年より5度ほど高いという。本来は紅葉に彩られる時期だが、今年は残暑が厳しく雨も少なかったため、山の表面はまだ緑色。それでも七合目から少し登山道に入ると、黄やオレンジに色づいた葉が陽光にきらめき、秋の気配を感じさせる。青紫や白い花をつけるかれんなエゾオヤマノリンドウに、訪れた人がさかんにシャッターを切っていた。

 正午、昼食休憩に入った。名人の注文はホットコーヒーのみ。挑戦者はざるそばと梅干し入りおにぎり二つ、たくあん。昨日、挑戦者はボリュームたっぷりの「豚かつとじ」を注文し、ほとんど残さず食べたというが、今日はあっさりめ。