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【芥川賞・直木賞】芥川賞 75歳の黒田夏子さん 直木賞は戦後で最年少、平成生まれ初の朝井リョウさんと、歴史小説の安部龍太郎さん
芥川賞に最高齢 黒田夏子さんの「abさんご」 NHKニュース
芥川・直木賞 3人が記者会見 NHKニュース

「今後も人物の中に素直に入り込んでいき、その人の内面が分かるまですり寄っていくという基本姿勢で臨み、ストーリーが先にあるのでなく、人物が立ったらストーリーが流れ出すような小説を書いていきたいです。そして、小説によって世の中を変えていきたい。それに向かって少しずつ歩いていくのが喜びであり楽しみです」

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20121218#1355843570
【芥川賞・直木賞】直木賞受賞者の安部龍太郎さん 歴史長編「等伯」に、「モデルの半分は自分自身」

 18年ぶり2度目のノミネートで待望の直木賞を射止めた。「このような晴れの日が、僕の人生の中に来るとは思っていなかった」と朴訥(ぼくとつ)な口調で喜びを語る。

 受賞作「等伯」は、大志を抱いて故郷能登を離れ、都に出て一流の絵師になった長谷川等伯の生涯を、作家を目指して福岡から上京した自らと重ね合わせながら書いた。「モデルの半分は自分自身」と認める。

もっぱら現代小説を書いていたが、初めて書いた歴史小説が評価されたことで、自分の適性を自覚したという。「結局、人間を表現することでは同じことだと気付いた」

 これまで、敗者の視点を重んじた歴史小説を書いてきた。「歴史が勝者の側から書かれすぎているのはおかしい、正してやろうという意識がずっとあった」。だが受賞作を書くうちに、そのスタンスが変わったという。「絵に向かう等伯の情念を書いているうちに、怨念のようなものが消えていった」。等伯が傾倒した水墨画や茶道、法華経などを自らも学び、彼の心境に近づこうとした。

 「小説を書く以外にやりたいことがない」と語る。絵と小説。等伯と道は違えど、執筆に一心に打ち込むあまり、妻や家族に迷惑をかけたこともあった。等伯の家族愛を示すシーンは「ときどき泣きながら書いた」と照れ笑いして語る愛妻家だ。

【芥川賞・直木賞】直木賞の朝井リョウさん 戦後最年少の23歳 平成生まれでは初の直木賞

 前作までは学生作家だったが、6作目となる本書は営業の新入社員として仕事をしながら、通勤前と帰宅後に執筆した。

 「小説に100%は身を投じない」というスタンスは変わらない。ただ、いつもより自己投影の度合いが増した作品は、作家としての「決意の書」だという。文中のセリフを引いて、10点20点でも出し続ける−と宣言。「これを書いたからには、逃げられないと思っています。いや、逃げられないようにしようと思って書きました」

【芥川・直木賞】戦後最年少の朝井リョウさん会見詳報「自分の本に励まされながら書いていきたい」
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【芥川・直木賞】「完成した力量と新しい才能のぶつかり合い」第148回直木賞講評