カトリック教会の英国内の最高位聖職者であるオブライエン枢機卿が3日、「立場にふさわしくない性的行為があった」として謝罪する声明を発表した。
枢機卿は不適切な同性愛の性的行為があったとする英紙報道を受け、2月25日にスコットランド・カトリック教会のトップを辞任した。報道内容は否定していた。
新たな不祥事は、前ローマ法王ベネディクト16世の退位で不安定な状態にあるカトリック教会への打撃で、次期法王は前法王と同様、性的スキャンダルへの対応を引き続き迫られそうだ。オブライエン枢機卿は次期法王を決める選挙(コンクラーベ)への参加資格がある約120人の枢機卿の1人だが、参加しない意向を表明している。