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一票の格差訴訟「昨年衆院選は違憲」 東京高裁
衆院選1票の格差で違憲判決 東京高裁 NHKニュース

一連の裁判で初めての判決が東京高等裁判所で言い渡され、難波孝一裁判長は「衆議院選挙の1票の格差は前回、4年前の選挙よりもさらに拡大している。最高裁はおととし不平等を解消するため早急な区割りの見直しを求める判決を出し、その後も十分な時間があったが、去年12月の選挙までに是正は行われなかった」と指摘し、憲法に違反するという判断を示しました。
さらに判決は、選挙まで格差が是正されなかったことに対し、「国会に権限があることを考慮しても見直しが遅れたことは許されるものではない」と批判しました。
一方で、去年11月に小選挙区を5つ減らす「0増5減」の法律が成立し、今後、1票の格差が2倍未満に是正されることなどを理由に、選挙の無効を求める訴えは退けました。

訴えを起こした弁護士らのグループは、判決を不服として最高裁判所に上告しました。

判決のあと、弁護団の升永英俊弁護士は「判決は今の国会議員たちが違法に選ばれ、権力を行使する権限がないと宣言したと言えるもので、大きな意義がある。しかし、判決が『憲法違反』にとどめて選挙を無効としなかったのは不当で、全体としては50点の判決だ」と述べ、最高裁判所に上告したことを明らかにしました。

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