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グリーンスパン氏:FRBは資産購入縮小を?行動開始は必須 - Bloomberg

グリーンスパン氏は7日、経済専門局CNBCに出演し、「FRBのバランスシート上にある過剰水準の資産への対処は、早ければ早いほど良い。誰もが過剰との見方で一致している」と指摘。「縮小開始の時期だけでなく、政策転換の時期も課題だ。当局がこれを実行するために望む裁量の余地全てを市場が与えてくれるわけではない」と述べた。


連邦公開市場委員会(FOMC)は、労働市場の見通しが「著しく」改善するまで月額850億ドルの資産購入を継続する方針を示している。この日のグリーンスパン氏の発言後に発表された5月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は前月比17万5000人増加。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミストの予想中央値は16万3000人増だった。前月は14万9000人増と速報値の16万5000人増から下方修正された。5月の家計調査に基づく失業率 は7.6%(前月7.5%)に上昇した。


グリーンスパン氏は債券購入のペース減速が最初の一歩となるべきだが、資産購入の規模を減らしてもFRBのバランスシートは拡大し続けると説明。同バランスシートは過去最大 の3兆4000億ドルに達している。


量的緩和策として知られる債券購入を完全にやめるほど米経済は十分に力強いと考えるかと問われると、「たとえ十分に力強いとは思えなくても、やらなくてはならない」と話した。


その上で「当局の行動に関しては、あまりにも急激に動けば、市場を動揺させる」とし、「段階的な実施が適切だが、行動を開始しなくてはならない」と続けた。