そのためには、自分のそれまでの考え方や価値基準を一度空にして、物事の捉え方や考え方まで、師匠の総てを真似する必要があります。
現代の情報社会においては真偽のほどが定かではないものが多いので、自分の価値基準で取捨選択することが不可欠です。しかし「身に付ける」ことにおいては、それは邪魔にしかなりません。
私の経験では、無駄なことなど一つもありませんでした。
師匠から教わることを、自分の足りない価値基準で取捨選択をして、自分の認めるものだけ受け入れるのでは身につきません。
信頼できる師匠でないと、どこに連れていかれるか分かりません。だからこそ、師匠選びが重要なのです。心から信頼出来る師匠が得られる幸せがここにあります。
『至極の大乗、思議すべからず。』
最上の教えである法華経の真理は、思考で得られるものではありません。
真剣に求める。すると、その答えが読む本の中に、会う人の言葉に、また出会う一つ一つのことに、次々と見つかるのです。