電子マネー決済額2兆円超す、クレジットカード50兆円＝日銀リポート | Reuters
日銀が１１日公表した２０１２─１３年版の決済システムリポートによると、電子マネーの決済金額が２０１２年は２兆４６７１億円と０７年の５３７０億円から４．５倍に急拡大した。平均決済単価も上昇し急ピッチで市場が拡大している。
クレジットカードの決済金額も過去１０年間で２．５倍に膨らんだ。
電子マネーは利用業態がコンビニからスーパーなどに広がるのに伴い、年間決済件数がは日銀が統計を開始した０７年の７億８０００万件から１２年は２７億２０００万件と３．５倍拡大した。１件あたりの決済件数も０７年の６９１円から１２年は９０７円まで増えた。
クレジットカードの決済金額は２０００年の２１兆７９２０億円から２０１１年は４９兆６０２６億円と伸び続けている。一方、１件当たりの決済金額は２０００年の１万０６９５円から１１年は６１８０円と減少しており、比較的少額な決済を現金からカードにシフトする動きが出ている。
２０１０年の資金決済法施行で、１００万円以下の小額為替を認められた銀行以外の資金移動業者による取扱金額は、２０１２年度１８８６億円となった。
大手コンビニなどによる収納代行サービスも取り扱い金額・件数が増え続けており、２０１２年度は金額で約８兆円、件数は約８億件だった。
