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サウジアラビア 非常任理事国辞退に波紋 NHKニュース

国連の安保理は、アメリカや中国など拒否権を持つ5か国の常任理事国と、地域別に割り当てられた10か国の非常任理事国で構成され、非常任理事国は2年ごとに5か国ずつ改選されます。
今月17日、来年から非常任理事国を務める国の選挙が行われ、サウジアラビアが初めて選出されました。
しかし18日になって、サウジアラビアの外務省が声明を出し、理事国を辞退すると発表しました。
その理由について、シリア内戦への対応を巡って「安保理は、アサド政権に対して制裁を科すことができず、シリアの国民が化学兵器によって殺害されているのを見過ごしている」と批判したうえで、安保理の改革が行われるまでは理事国にならないとしています。
今回の辞退の背景には、安保理アメリカとロシアが化学兵器の査察を巡って合意し、アサド政権への国際的な圧力が弱まっているなか、アサド政権の打倒を目指して反政府勢力に資金や武器を提供してきたサウジアラビアとして、不満を表明するねらいがあるものと受け止められています。
ただ、サウジアラビアはみずから非常任理事国を希望して立候補した経緯もあり、選出直後に突然辞退するという異例の展開に波紋が広がっています。