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東京新聞:原発ゼロへ共闘 細川・小泉元首相「国民運動を」

 細川護熙(もりひろ)元首相(75)は十一日、都内での本紙のインタビューで、安倍政権の原発再稼働路線を「犯罪的な行為だ」と批判し、「原発ゼロ」に向けた活動を国民的な運動に発展させたい考えを示した。

講演会などで「原発ゼロ」を主張している小泉純一郎元首相(71)と会談したことを明らかにし「目的を達成するまで、主張し続けていきたい」と述べた。

脱原発で米国が先行も、自民党も半分は本音で賛成=小泉氏 | Reuters

小泉純一郎元首相は12日、都内て講演し「うかうかすれば米国が日本よりも脱原発で先行する」と指摘。安倍晋三首相が決断すれば脱原発は可能との見解を強調した。自民党議員も半分は本音では同意しているとの見方を示した。

脱原発のような大きな問題は、政府が方針を示すことで必ず官僚や識者がよい案を出してくれる、と指摘。原発建設に向けた費用を再生エネルギーに振り向ければ、さまざまな代替エネルギーの開発が進む、と強調した。

【小泉元首相記者会見詳報・上】「望ましい方向に首相の権力を使って」 - MSN産経ニュース

「歩む方向に行ってもらいたいと期待している。それは首相がどういう考えを持っているのか。胸中を推し量るのは難しいだろう。しかし、私は、望ましい方向に首相の権力を使ってもらいたい。その同じ方向に、権力を使える状況が、こんなに恵まれた時期はないと思っているから。このピンチをチャンスに変える権力を首相は持っている。もったいない。この環境を生かさないのは。分かってほしいな、と思っている」

【小泉元首相記者会見詳報・中】原発ゼロ「郵政民営化の比ではない」 - MSN産経ニュース

 「原発をゼロにして自然を資源にエネルギー施策を展開しようというのだから、郵政民営化どころの比ではない。壮大な夢のある大きな事業だ。どう実現していけばよいかは、今、党内で議論させれば、そんなに推進論者が多いとはかぎらない。(原発)ゼロ論者に賛同者もいるのはわかっている。どっちの両論でも、首相が決めた方に従う。今、原発ゼロの声がなかなか自民党内で上がってこないのは、首相が『必要だ』と言っているからだ。首相が『ゼロにする』といえば、全く替わっちゃう。最終的には国民だ。世論は軽視できない。世論に抗してやらなければならないこともある。しかし、大きな底流となっている根強い世論をどう読むかのも政治家として大事だ


 「国会で決めて郵政民営化は廃案にした。しかし選挙で国民が支持すると、国会議員も変わっちゃう。最終的に首相の権力は国民から与えられているから、その国民の声は首相も聞かざるを得ない時期が来る。あきらめちゃいけない。私は今、いろいろな人から『新党を考えたらどうか』とかね、『原発ゼロを展開している人は他にいるから、よく連携したら』といわれるが、『それぞれの立場でやった方がよいんじゃないか』と。そして、主張を展開するときにはね、誰が賛成しているから、誰が反対しているからというよりも、やっぱり、やむにやまれぬ気持ちがないと公に自分の主張を展開できない。『1人でもやるという気持ちでやらないと駄目だよ』と連携を呼びかけている人には言っている


 「政党にしても個人でも『あの人は反対だから』と。たとえ人と意見は違っても、自分が本当にこう思うんだということを展開していかないと、なかなか世の中は動かない。だから、国民が本当に原発ゼロの世界を望むなら、国民の皆さんも、そういう気持ちを持って運動をしていくならば、必ず政権に届くはずだ」


 「自由民主党というのは、国民世論にかなり敏感な政党だ。だから政権を長く担当した。一部の支持があれば当選できるという政党ではない。国民の過半数の支持がないと議員になれない。過半数の支持を得ないと政権を担当できないのだとよくわかっている政党が自民党だ。だから、国民の声が本当に原発ゼロが望ましいとだんだん政権に届いていけば、首相だって気づいてくれる。長いようで、それが民主主義として必要ではないか」

【小泉元首相記者会見詳報・下】「原発、即ゼロがよい」 - MSN産経ニュース

 「私は即ゼロの方がよいと思う。その方が企業も国民も、さまざまな専門家も準備できる。(政府は)安全なものを再稼働させると言っているが、再稼働するにしても、そんなに多く再稼働はできない。そしたら代替エネルギーでができる。しかも、再稼働すれば、また核のゴミが増えてくるわけだ。再稼働させると言ったって、最終処分場は見つからないんでしょ。だったら、すぐゼロにした方がよい。そして、原発に替わる代替エネルギーを出して、原発に充てた費用を回した方が、日本の企業なら、原発に替わるエネルギー源は発明し、開発していく。だから、早いほうが良い。今ゼロなんだから。これをずっと、再稼働も中止する。早く努力する。しかし、何年かかって廃炉が実現するかは難しいから。そういう点は、将来ゼロにするという方向でやった方が、中間貯蔵施設をつくるにしても理解を得やすい。だから私は早いほうが良いと思う。今もゼロだから」

 「もちろん。核燃料サイクルも含めてだ。その手当てをするのも早い方がよいだろう。進んでいって『やめろ』というのも、どうせ将来やめるのだったら、今やめた方がよいだろう」