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焦点:欧州にデフレの脅威、「グレートローテーション」は反転か | Reuters

債券から株式への資金移動という「グレートローテーション」は今年、多くの株価を数年ぶりの高値、あるいは過去最高値へと押し上げ、不動産その他の比較的利回りが高い資産の上昇に火を点けた。


しかし低インフレ率や物価下落といった環境では、こうした投資戦略は損失をもたらしかねない。慢性的に物価が下落すると、投資家は超リスク回避志向になる。


JPモルガンの資産アロケーションヘッド、ジャン・ルイス氏は「デフレは当然の帰結として現在よりも低い成長率につながる。そうなれば株よりも債券の魅力が増すだろう」と述べた。


株価は明らかに反落の可能性がある。米S&P500種総合株価指数とダウ工業株30種はともにここ数週間で過去最高値を更新。ドイツのDAX指数は5年ぶりの高値を付け、日経平均株価は年初から37%上昇している。


グレートローテーションという言葉の生みの親であるバンク・オブ・アメリカメリルリンチによると、世界の株式ファンドには今年2310億ドルの資金が流入した。債券ファンドの資金流入額は160億ドル止まりで、過去14週のうち12週は資金流出を記録している。


しかもインフレ率がさらに低下すれば、ECBは追加緩和に踏み切る可能性がある。