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日刊ゲンダイ|創業家との確執? 「王将」急成長の裏に隠された“深い闇”

実は「気さくなおっさん」風の外見とは裏腹に、いくつものトラブルを抱えていた。

 19日の記者会見で「王将」の鈴木和久専務は、「トラブルは思い当たらない」と言った。しかし、同社は今年9月、金沢市の店舗で裸になって写真を撮りフェイスブックに掲載した男たちを刑事告発したし、2月には長時間労働うつ病になった従業員に訴えられ、今年の「ブラック企業大賞」の候補にノミネートされている。

 著書「闘う社長」で、大東社長をロングインタビューしたジャーナリストの大塚英樹氏は、事件との関連は別として、「創業家との確執があったのかもしれない」と推測した。


「大東社長は王将創業者の加藤朝雄氏の義弟です。大番頭みたいな存在でしたが、00年4月に4代目社長になると、荒療治に乗り出した。バブル崩壊の後遺症で400億円以上の有利子負債を抱え、経営難に陥った同社を思い切った事業整理と合理化推進で再建したのです。一方で、加藤家の『王将』に対する影響力は次第に弱まっていきました。大東氏本人も気づかないうちに溝が生まれていたのかもしれません」


 加藤朝雄氏の孫は謎の失踪をしている。その際、ウクライナ人の妻が夫のDVを激白して物議を醸した。


 捜査関係者が注目しているのは、大東社長が進めた事業整理の過程で生じたトラブルだ。
「有利子負債400億円を処理する過程で、不採算事業を整理した。その中にいわくつきの不動産やゴルフ場など、しがらみまみれの物件、案件がいくつもあったようです。整理縮小、切り離しは容易ではなかったと聞きます」(事情通)