警視庁の調べによりますと、中澤容疑者らは平成２３年４月からおととし９月にかけて、神奈川県内の８０歳の女性ら３人に対し、最大で法律の上限の１１４倍の利息で金を貸し付けたとして、出資法違反の疑いが持たれています。
この業者は、顧客が所有するマンションや土地を数百万円ほどでいったん買い取って、その金額を貸し付けたうえで、それを上回る金額で買い戻させるなどしていたということで、警視庁は顧客が負担する差額や不動産の鑑定にかかった手数料などが違法な利息にあたると判断しました。
調べに対し、７人はいずれも容疑を認めているということです。
警視庁は電話帳に広告を掲載し、関東に住む高齢者などおよそ１５００人に金を貸し付け、２２億円の違法な利益を上げていたとみて、実態の解明を進めています。
