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シリア和平会議 イランの招待を撤回 NHKニュース

会議を主催する国連のパン・ギムン事務総長は、会議にアサド政権を支持するイランも招待すると発表していましたが、20日、急きょ、イランへの招待を撤回することを明らかにしました。
撤回の理由について、パン事務総長の報道官は、アサド政権に代わる暫定的な統治機構の設立にイランが協力しない姿勢を示したためだと説明しています。
イランの参加を巡っては、シリアの反政府勢力が強く反発し、一時、会議への参加を見合わせる構えを見せたうえ、アメリカも反対の立場を示し、懸念を示していました。
今回の国際会議には、3年近くにわたるシリアの内戦の終結と和平に向け、アサド政権側と反政府勢力側の双方が初めて参加しますが、会議が開かれる前から混乱が広がる形となり、協議の行方は予断を許さない情勢です。

シリアの和平を目指して開かれる国際会議について、会議を主催する国連のパン・ギムン事務総長がイランへの招待を撤回することを明らかにしたことを受けて、シリアの反政府勢力の統一組織「シリア国民連合」は20日、声明を出し、会議に参加することを明らかにしました。
声明の中で、シリア国民連合は「撤回の決定を歓迎し、政権移行を目的としたスイスでの会議に参加する」として、シリアの政権移行に向けて暫定的な統治機構の設立を求めていく考えを示しました。
シリア国民連合は今月18日に会議に参加することを決めましたが、その後、国連のパン・ギムン事務総長がアサド政権を支持するイランを会議に招待したことに強く反発し、会議への参加を拒否することも辞さない構えを見せていました。

アメリ国務省のサキ報道官は20日、声明を発表しました。
この中では「われわれが何度も表明してきたとおり、会議の目的は、シリアの政権を移行するために、互いに同意できる暫定的な統治機構を設立することだ」として、イランがアサド政権に代わる統治機構の設立を認めない以上、招待の撤回は当然だという認識を示しました。
そのうえでサキ報道官は、「すべての当事者がシリア国民の苦しみに終止符を打ち、政治の移行に向けたプロセスを始めるという課題に取り組むことに期待している」としています。
アメリカ政府は、イランがこれまでに一度も暫定的な統治機構の設立に支持を表明したことがないとして、会議にイランを招待することに否定的な見方を示していました。

Geneva 2: UN retracts Iran's invite, Syrian opposition confirms attendance ― RT News