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中国、北朝鮮の非核化へ圧力強める用意＝ケリー米国務長官 | Reuters

ケリー氏は記者団に対し、中国が北朝鮮の非核化に向けたコミットメントを極めて強い姿勢であらためて強調したとし、歓迎した。

そのうえで「仮に北朝鮮が（われわれの要求に）応じず、交渉のテーブルにもつかず、協議に真剣に臨まないで（核関連）プログラムを中止しなければ、政策が確実に履行されるよう追加策を講じる用意があることを中国側は非常に明確にした」と話した。

中国外務省によると、王氏はケリー長官に対し「中国は朝鮮半島での混乱や紛争の発生を決して容認しない」と述べ、地域の平和と安定に向けて建設的な役割を果たすため、米国を含むすべての関係国と協調して行く考えを示した。

外務省は、習氏とケリー氏の会談でも北朝鮮問題が議題に上り、習氏が中国側の姿勢を説明したとしている。会談の詳細は明らかにしていない。

東・南シナ海問題をめぐっては、王外相が中国は平和的解決に注力しているとしたうえで、米国に対しいずれの国にも肩入れしないよう求め、中国には主権を守る「揺るぎない決意」があると強調した。

王氏は、米国が歴史的な事実や中国の主権権益を尊重することなども求めた。

ケリー長官は、東シナ海のほか南シナ海の上空にも防空識別圏を設定することは好ましくないと中国側に指摘したことを明らかにした。「一方的で公表もされず、手続きを経ていないそうした動きは、域内の特定の人々や安定にとって非常に挑戦的と受け止められる恐れがあることを、非常に明確にした」と述べた。

南シナ海の領有権問題で、中国と東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）が行動規範について話し合っていることについて、ケリー氏は、緊張緩和に寄与するとして歓迎する意向を示した。そのうえで関係国が威圧的、一方的な行動を取らないことが非常に重要と指摘した。

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