ケネディ大使:NHKに6日出演「日米関係はどこへ」 - 毎日新聞
6日に放送予定のNHK総合の報道番組「クローズアップ現代」に、キャロライン・ケネディ駐日米大使が出演することが5日、分かった。テーマは「日米関係はどこへ〜ケネディ駐日大使に聞く〜」で、5日放送の同番組内で予告した。
番組の公式ホームページによると、安倍晋三首相の靖国神社参拝に端を発し、歴史認識などをめぐってぎくしゃくしている日米関係の行方について、ケネディ大使にインタビューする。
関係者によると、NHK経営委員で作家の百田尚樹氏による東京裁判をめぐる発言などを理由に、ケネディ大使への取材が難航していた。
アメリカのケネディ駐日大使は6日、都内の大使公邸で、就任後テレビでは初めてNHKのインタビューに応じました。
ケネディ大使は、歴史認識などを巡って日本と韓国の関係が冷え込んでいることについて、「日本と韓国は、アジアにおけるアメリカの最も緊密な同盟国だ。日米韓の3か国が協力し、良好な関係を築くことがそれぞれの国益にかなう」と述べました。
そのうえで「日本と韓国が両国の緊張緩和のプロセスを主導すべきだ。アメリカも同盟国として支援できることは喜んで何でもしたい。オバマ大統領も日韓関係が改善することを歓迎するだろう」と述べ、オバマ大統領が、来月、日本と韓国を訪問するのに向けて日韓両国が主体的に関係改善に取り組むよう促しました。
また、ケネディ大使は、沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設問題について、「難しく複雑な問題だ」と指摘したうえで、「日米同盟の強化を図りながら基地負担を減らしていく」と強調し、負担軽減に取り組む姿勢を示しました。