合格発表は兵庫県宝塚市の宝塚音楽学校で行われ、午前10時に学校の先輩らが合格者40人の受験番号を張り出しました。
自分の番号を見つけた受験生たちは涙を流しながら家族や友人と抱き合ったり、合格の知らせを早速、電話で家族に伝えていました。
宝塚歌劇団は大正3年、1914年4月の初めての公演以来、来月で100周年を迎え、宝塚音楽学校は、歴代のスターたちを養成してきました。
毎年、多くの受験生が挑戦する狭き門として知られ、ことしは15歳から18歳までの合わせて1065人が受験し、競争倍率は26倍でした。
4回目の受験で合格した兵庫県出身の近藤陽さん(18)は、「ようやく合格できました。宝塚歌劇団の100年の歴史に見合う娘役を目指したい」と話していました。入学式は来月19日に行われ、新入生たちは憧れのタカラジェンヌを目指し、2年間、声楽やバレエなどのレッスンに励みます。