米、黒海に駆逐艦を再派遣 ウクライナ軍への武器提供には慎重 - MSN産経ニュース
米国防総省のショレー国防次官補は8日、下院軍事委員会で証言し、黒海で継続中のルーマニアとブルガリアとの合同軍事演習に米海軍の艦船1隻を派遣する方針を示した。米メディアによると、派遣されるのは駆逐艦ドナルド・クックで、10日までに黒海に入る見通し。演習には駆逐艦トラクスタンが参加していたが、3月21日に現場海域を離れていた。
ショレー氏は再派遣の目的を「ロシアのウクライナ侵攻を想定し、北大西洋条約機構(NATO)加盟国への支援を確実にするため」と説明。さらにウクライナ軍に対して30万食分の携行食を提供したことや、中長期的な軍事協力の協議を続けていることを明らかにした。
ただしオバマ政権はロシアとの軍事的な対立は望んではいない。ケリー国務長官は8日の上院外交委員会でウクライナ暫定政権から要望がある武器提供を検討しているとしながらも、ウクライナ兵が武器に習熟するまでに時間がかかることを理由にロシアの軍事行動を抑止する効果が不十分だ指摘した。
ケリー氏は欧米がロシアの基幹産業を対象にした経済制裁に踏み切ればロシア経済に深刻なダメージが出ることに触れ、「最大の抑止効果は、プーチン大統領にロシア経済の脆さを認識させることで得られる」と話した。
Second US Navy destroyer heads to Black Sea ― RT News
Another US military ship is set to be deployed in the Black Sea amid the Ukrainian crisis. The US Navy destroyer Donald Cook will join the USS Truxtun, whose stay in waters bordering Russia was extended to ‘conduct drills’ with Romania and Bulgaria.
“We’ll also send another ship to the Black Sea within a week,” Derek Chollet, the US Assistant Secretary of Defense for International Security Affairs told the House Armed Services Committee, as he said the Department of Defense sanctioned to prolong USS Truxtun’s stay in the Black Sea “to conduct exercises with Romanian and Bulgarian naval forces,” after it left the region on March 21.