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分裂のパレスチナ 統一暫定政府発足で合意 NHKニュース

パレスチナでは2007年以降、ヨルダン川西岸を統治するパレスチナ暫定自治政府アッバス議長の勢力と、ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスの2つの大きな勢力が鋭く対立し、分裂状態が続いてきました。
こうしたなか、双方の代表は23日、ガザ地区で記者会見し、対立を解消し和解することで合意したと発表しました。
具体的には、5週間以内に双方が参加する統一の暫定政府を発足させ、その後少なくとも6か月を経てトップである議長や議員を選ぶ選挙を実施するとしています。
今回の合意の背景には、孤立を深めていたハマスが歩み寄ったことなどがありますが、両者は過去にも和解で合意しながら実現できなかった経緯があり、今後、合意が実行に移されるか注目されます。
一方、ハマスイスラエルとの武装闘争を掲げていることから、イスラエルのネタニヤフ首相は「アッバス議長は、ハマスとの和解かイスラエルとの和平か、どちらかを選ばなければならない」と述べて反発していて、中東和平交渉のさらなる難航が懸念されています。

アメリ国務省のサキ報道官は、23日の記者会見で「いかなるパレスチナ政府も、非暴力やイスラエル国家の承認、それに、これまでの関係者間の合意や義務を守ることが求められる」と述べ、アメリカの同盟国であるイスラエルに対する武装闘争を掲げるハマスへの不信感を示しました。
そのうえで「今回の合意の発表はタイミングが悪く、失望している」と述べ、アメリカが仲介する中東和平交渉がさらに難航しかねないと懸念を示しました。

Hamas or Israel? Netanyahu says Palestinian Authority must choose ― RT News