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【ウクライナ情勢】人質解放のロシア特使の通過拒否か　ウクライナは「露のデマだ」と否定 - MSN産経ニュース

　ロシア外務省は２日、ウクライナ東部スラビャンスクで親ロシア派の人質になっている欧州安保協力機構（ＯＳＣＥ）監視団の解放に向け、プーチン大統領が特使として派遣したルキン前人権問題代表の市内への通過を、市を包囲するウクライナ軍などが同意していないとの声明を出した。

　声明によると、親ロ派はルキン氏に同行する形で監視団が市を出ることに基本的に合意しており、この解決方法についてＯＳＣＥや欧州議会の支持も取り付けたという。しかしウクライナ軍や民族派「右翼セクター」の同意がなく、ルキン氏はスラビャンスク南約１００キロのドネツクにとどまったままだと主張した。

　これに対しウクライナ外務省は３日、声明でウクライナはルキン氏の活動を支持しており、ルキン氏や人質の安全を保証する責任があると訴え、「ロシア外務省のデマに驚いた」と批判した。