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「キリスト教の正統は、ローマではなくロシアにある」バチカンが隠ぺいしつづける不都合な歴史[橘玲の世界投資見聞録]|橘玲の世界投資見聞録 | 橘玲×ZAi ONLINE海外投資の歩き方 | ザイオンライン

 ウラジミール大公が正教の洗礼を受けたのは、ビザンティン帝国皇帝バシレウス2世の妹アンナを妻として娶ったからだ。ビザンティン皇帝と親族関係を結ぶという栄誉に感激したウラジミール公は、5人の妻と800人の妾と縁を切ってアンナをただ1人の妻とし、さらには妻へのプレゼントとしてギリシア正教を国教とし、国民全員に洗礼を受けさせた。

ビザンティン帝国滅亡後の1473年、ロシア(モスクワ朝)のイワン3世はビザンティン最後の皇帝の姪を妃に迎える。このことによって、ロシアはビザンティン帝国の正統な後継者を名乗ることになった。イワン3世は「大公」から「皇帝」となり、ビザンティン帝国の双頭の鷲を紋章に掲げた。


コンスタンティノポリスの陥落で、正教の4つの総主教区はすべてイスラムの手に落ちた。正教の主座はロシア帝国に移り、モスクワはローマ、コンスタンティノポリスに次ぐ「第三のローマ」になった。