欧州議会選、イタリアはレンツィ首相の民主党が大躍進 | Reuters
22日から25日にかけ、欧州各国で実施された欧州議会選挙は、イタリアではレンツィ首相の中道左派「民主党」が、他党に大差をつけて躍進し、首相の経済・構造改革が有権者のお墨付きを得る結果となった。
開票速報によると、民主党の得票率は40.8%以上。コメディアンのベッペ・グリッロ氏が率いる第2位の政党「五つ星運動」の21.2%のほぼ2倍を得票した。ベルルコーニ元首相の「フォルツァ・イタリア(FI)」は16.8%にとどまった。
レンツィ首相はツイッターで「歴史的な結果が出た。国のために働く決意だ」とつぶやいた。
3年にわたる不況が、レンツィ首相の野心的な改革プログラム支持を促したと言える。
今回の結果を受け、一部からは、レンツィ首相が前倒し選挙を実施し、政権、議会での党の勢力を拡大することも可能との声もでている。