アメリカＡＢＣテレビが８日発表した世論調査によりますと、民主党を支持する可能性が高い有権者に次の大統領選挙の正式候補は誰が好ましいか尋ねたところ、６９％がクリントン氏と答え、バイデン副大統領と答えた１２％を大きく引き離しました。
また支持政党を問わず回答したすべての有権者にクリントン氏の国務長官時代の仕事ぶりについて尋ねたところ、５９％の人が支持すると答え、支持しないと答えた３４％を大きく上回ったほか、６７％がクリントン氏のことを「強い指導者」とみていると答えました。
さらに野党・共和党の正式候補が保守層を中心に人気が高い南部ケンタッキー州のポール上院議員となった場合、どちらを支持するか尋ねたところ、有権者の５３％の人がクリントン氏と答えたのに対し、ポール議員は４３％にとどまりました。
クリントン氏は１０日、国務長官としての４年間を振り返った回想録を出版する予定で、大統領選挙に向けた去就が改めて関心を集めていますが、今回の調査はクリントン氏の立候補への期待の大きさを示す結果となっています。
