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金の値決めが操作された明確な証拠はない−英FCA幹部証言 - Bloomberg

ロンドンで約100年続いている金の値決めについて、操作されていたことを示す「明確な証拠はない」との見解を、英金融行動監視機構(FCA)の金融市場インフラおよび監督担当ディレクター、デービッド・ベイリー氏が示した。


2日に開かれた英財務省特別委員会の公聴会で証言したベイリー氏はその上で、操作が行われた可能性は依然としてあると指摘。FCAは、金関連業界が1カ月以内に予定している、値決めが証券監督者国際機構(IOSCO)の指針に準拠しているかどうかに関する報告を待っていると述べた。


業界団体ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)は先月、金の値決めの仕組みの変更について協議するため7月7日に会合を開く予定であることを明らかにした。銀の値決めについては、ドイツ銀行が商品事業縮小に伴い電話による値決めから撤退する方針を示し、参加行が2行のみとなるため8月14日に終了予定。米インターコンチネンタル取引所(ICE)やロンドン金属取引所(LME)などが代替案を提示している。


値決めについては、トレーダーらが効率的で極めて重要な基準になると主張する一方、エコノミストや学者らはプロセスが操作されやすくなっており規制が不十分と指摘している。    

No Clear Evidence of Gold Manipulation Seen by U.K.’s FCA - Bloomberg