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ロシア苛めは危険な兆候

マレーシア航空撃墜事件以降、世論の展開はロシア プーチン大統領への批判一色となりつつあります。プーチン大統領は彼なりの主張をしていますが、明らかに防戦となっています。ただ、私はこの動きは決してうまくない結果をもらたす気がしております。


まず、オバマ大統領の姿勢がいただけません。親ロ派に協力姿勢を見せていたロシアの責任は重大としてプーチン大統領を責めていますが、同じ理論ならオバマ大統領は親米派イスラエルハマスへの圧倒的攻撃に対してどのような責任を取るのでしょうか?死者の数についてはマレーシア航空の二倍近くに上る状況にあります。もともとイスラエルハマスの調整をアメリカの要請によりエジプトが行っていましたが失敗に終わったことが現在の激しい状況をもらたしています。


こちらの方の問題は中東政策でほとんど機能しなくなったアメリカに元凶があるとみており、イラクでもイスラム国なるものが出現し、原油の不安定要素を作り上げたのはオバマ大統領の失策と姿勢にあったわけです。


となれば、今のオバマ大統領のプーチン大統領への激しい攻め込みは一つにアメリカへの非難の矛先を転じるものだと言えましょう。オバマ大統領は親ロ派がやったという確証を持っていると主張していますが、私はそこまで言い切った上でロシアを一方的に責めるのはブッシュ(子)のイラク攻めと同じトーンに聞こえてしまいます。

私が心配性ということで済まされればよいのですが、今の世論のトーンに何か無理がかかっている感は否めない気がします。

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