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第230回 一流|塾長雑感

さて何をもって一流というのでしょうか。ビッグネームの方もいらっしゃいますが、最高裁判事法務大臣日弁連会長、検事総長国連大使というような肩書きではないような気がします。早くから起業や独立開業で成功している方もいますから年齢でもなさそうです。メディアに注目されてはいないけれど、復興支援など本当に求められる仕事を黙々とこなしている弁護士もいますから、社会の注目度でもない。一流の定義は難しいです。


それでも、私は一流の人に憧れています。イタリアの友人ですが、模型職人として一流です。ねじ一本、バネ一つも妥協せずに自分で作ります。彼が完成させた機関車は細密な芸術品といっても過言ではありません。ストイックな探究心、妥協を許さない厳しさなど、学ぶことが多いのです。


分野を問わず一流の人を見ていて思いました。一流であるためには、まず謙虚であること、そして周りの評価など気にせずに自分の中の信念に忠実であること。
つまり人の目ではない自分自身の価値基準を持っているということです。これが揺るぎない自信と実績につながっているように思います。そして「やせ我慢」ができることが重要と思うのです。目標を達成するためにはときに何かを諦めることも必要です。時間は限られていますから優先順位をつけて、あるものを切り捨てなければなりません。何食わぬ顔をして大切なものの一部を捨てる勇気が必要なのです。当然痛みもあるでしょう。その心の傷も含めてすべての経験が一流を作り上げるのだと思います。

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