戦後最悪の火山災害となった御嶽山の噴火では、これまでに56人の死亡が確認され、対策本部では今も7人の行方が分からないとしています。
県の対策本部は16日も最大規模の1900人余りの態勢で捜索を行いましたが、新たな行方不明者は見つかりませんでした。
対策本部はこの結果を踏まえ、今後の方針について協議した結果、16日でことしの捜索を中止し、来年春以降、再開する方針を決めました。
御嶽山の噴火では警察や消防、それに自衛隊など、これまでに延べ1万5000人の捜索隊員が投入され、けが人の救出や行方不明者の捜索に当たってきましたが、16日は山頂付近で5センチの積雪が確認されるなど捜索が日を追って厳しくなっており、捜索は時間との闘いとなっていました。