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スイス国民投票、金準備拡大と移民規制を否決 | Reuters

スイスで30日に実施された国民投票で、スイス国立銀行中央銀行)に金準備の拡大を義務付ける提案が投票者の77%の反対で否決された。また、移民の流入を年間で現行の4分の3減らす提案なども反対多数で否決された。

「われわれスイスの金を守れ」構想は、中銀が金の売却を進め過ぎたと懸念する右派のスイス国民党が提案。中銀に資産の20%を金にすることを義務付けるほか、金の売却を禁じる内容で、承認されればスイスフランの上限防衛は難しくなるとみられていた。

移民規制は環境団体「エコポップ」が提案。毎年の移民数を人口の0.2%に制限する内容だった。この提案は投票者の74%の反対で否決された。

直接民主制のスイスでは、法定の署名数が集まればいかなる問題も国民投票に問えることになっている。

スイスで国民投票 法案は反対多数で否決 NHKニュース

スイスでは30日、中央銀行に資産の20%以上を金にすることを義務づける法案の賛否を問う国民投票が行われました。
その結果、賛成が22.7%、反対が77.3%となり、反対が賛成を大きく上回って否決されました。
今回の法案は、スイスの右派政党の一部の議員が、安全な資産とされる金を保有することで中央銀行の信頼性を高めようと提案したもので、一時は、世論調査で賛成が反対を上回るなど賛否がきっ抗した情勢となっていました。
このため、市場では、可決されれば金の価格の上昇が見込まれることに加え、スイスの中央銀行がユーロ圏の信用不安によるスイスフランの上昇に歯止めをかけるため実施してきた市場介入が、金を購入する負担によって制限されるおそれがあるとして、国民投票の結果が注目されていました。
結局、法案は否決されましたが、市場では、今回の国民投票は、主要国の中央銀行量的緩和に踏み切るなど資産を拡大させるなか、金などに裏打ちされていない各国の信用だけに基づく今の通貨制度に一石を投じたという指摘も出ています。

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