https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

芸術史と芸術理論-11  - 私の大学日記
ロココ - Wikipedia

バロックに続く時代の美術様式を指す。18世紀、ルイ15世のフランス宮廷から始まり、ヨーロッパの他国にも伝えられ、流行した。

ルイ15世の愛妾で、才色兼備で知られたポンパドゥール夫人(1721年 - 1764年)を中心とする宮廷のサロン文化の最盛期にロココの華を見ることができる。

Pompadour6 - ポンパドゥール夫人 - Wikipedia
Boucher Marquise de Pompadour 1756 - ポンパドゥール夫人 - Wikipedia
ヴィースの巡礼教会 - Wikipedia

ドゥニ・ディドロ - Wikipedia

徹底した唯物論者であり、神について初期は理神論の立場に立ったが後に無神論へ転向した。

学位論文要旨詳細
論文の内容の要旨:ディドロ美学・美術論研究(青山昌文)

審査の結果の要旨:青山昌文氏が提出した博士(学術)学位申請論文『ディドロ美学・ 美術論研究』
近代主観主義的美学からの脱却(あるいは印刷三昧でひきこもり) - 森井聖大ブログ−文藝無宿

現代の多くの人は、芸術を芸術家個人の主観内面の表出、いわば自己表現だと、近代主観主義美学的に思っている人が多いようだけど、本当は、そもそも近代主観主義美学が発生する以前の、18世紀以前から4万年近い過去に遡って考えると、芸術は、自己表現ではなく、いわば世界表現だったということを今一度感じているところだ。
それがいわば普遍性なのだと感じる。
例えばパルテノン神殿はフェイディアスという芸術家の「他に見られない、彼にしかないオリジナリティをもった、彼の個人的な主観内面の、止むに止まれぬ表現の発露」なのではなく、当時のアテネの歴史の現実に潜んでいる本質、いわば世界の本質の表現なのである。
パルテノンは、芸術であるにもかかわらずではなく、まさに芸術であるがゆえに、世界の政治的、社会的本質に深く根ざしているのだということ。
あとは芸術を0からの創造と思っている人も多く見られるが、芸術の本質はミーメーシス(模倣、まね)なのだということ。しかし、ただの模倣ではなく、ただ単に再現するのではなく、「より高い」ものを強化的に顕在化させるものだということ。
この個人表現と創造という概念が横行したのは、18世紀末の近代主観主義的美学(あるいは天才観)によって打ち出され、そのわかりやすさから現代では通俗的になってしまい多くの人が勘違いし芸術を歪曲しているということを改めて感じた。

青山昌文 放送大学『芸術史と芸術理論』――ミメーシスとは何か? ( 哲学 | マルクス アリストテレス プラトン 哲学 大学 芸術 社会 歴史 ) - アリアドネの部屋 - Yahoo!ブログ

 青山は、古典古代のギリシアに帰って、ミメーシスの「自然の模倣」と云う伝えられる原義を、自ずからなる自然の本性の再現(模倣)と捉えている。つまり事物をプラトンのように真なるイデア(真理の超越性)か現象か、と云う風には捉えずに、事物や存在そのものの輝きである、というふうに捉える、つまりアリストテレス的な内在主義の立場に立脚しているわけである。

西洋主観主義哲学: 天井桟敷からの風景

確かに、デカルト自身は、物体の存在をしっかり認めているわけですけど、絶対確実なものを認める彼の懐疑の過程からすれば、心の優位は否定できません。まず、心があるというところから、他のすべてを見ていくという方向性ですよね。心は、のちには、「主観」とか「主観性」とか呼ばれることになりますから、このような見方を、「主観主義」と言ったりします。そこで、デカルトは、西洋近代の主観主義の道を開いた、なんて、言われるんです。

『現代の倫理』
P128

真理を探究するためには,すべてのものについて,一生に一度はできる限り疑うべきである。    『哲学原理』

デカルトは人生は夢かもしれない,自分は悪い霊にだまされて,偽りを真理と思いこんでいるのかもしれない,と疑った。そうして,すべてを疑っても,どうしても疑うことのできない,確実なものにたどりついた。それはすべてを疑っているときも,疑い,考えている「私」自身が存在している事実がある。「私」がいなければ,夢を見ることも,だまされることも,それを疑うことすらもできない。デカルトはこれを,「私は考える,ゆえに私はある」(ラテン語でコギト=エルゴ=スム)と表現し,精神としての「私」の存在を,もっとも確実な真理とみなした。
 この「私」とは,ものごとを考える理性としての私である。デカルトは,物体と精神をそれ自体で独立している実体であると考えた。

認識における主観と客観

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141214#1418553026
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141212#1418380943
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141207#1417949016プラトン VS アリストテレス
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141207#1417949017(実相)
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141207#1417949018(岩田守弘@バレエ)
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141207#1417949020タカハナ@宝塚)
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141206#1417862193(科学的方法)
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141201#1417430505デカルト
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141110#1415616089(相応の理)
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20101012#1286886516(主観主義的客観主義)