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政府、日銀審議委員に原田氏・預保理事長に三国谷氏を提示 | Reuters

政府は5日、日銀の審議委員候補に早稲田大学・政治経済学術院特任教授の原田泰氏を充てる国会同意人事案を衆参両院に提示した。任期は5年間。3月25日に任期を迎える宮尾龍蔵審議委員の後任となる。


原田氏は、大胆な金融緩和を提唱するリフレ派の中でも岩田規久男・日銀副総裁と並ぶ代表的な論客。現体制前の日銀の金融政策を長く緩和不足と批判してきた。金融緩和には十分な景気浮揚効果があり、結果的に財政出動を抑制できるとも主張している。「日本を救ったリフレ経済学」「デフレはなぜ怖いのか」など著書多数。岩田氏や浜田宏一・米エール大名誉教授との共著もある。

政府が今回提示した国会同意人事案は15機関、58人。預金保険機構の田辺昌徳理事長の後任には東京大学・政策ビジョン研究センター教授の三国谷勝範氏(元金融庁長官)を、作家の百田尚樹氏らが任期を迎えるNHKの経営委員には、一橋大学・国際・公共政策大学院教授の井伊雅子氏、阪神高速道路会長の森下俊三氏、日本たばこ産業顧問の本田勝彦氏、追手門学院大学・学長直属特別任用教授の佐藤友美子氏をそれぞれ提示した。

焦点:原田氏起用で日銀の機動性確保、目標達成の議論も注目 | Reuters

政府が5日、大胆な金融緩和を主張するリフレ派論客の原田泰早大教授を日銀審議委員候補にあげたのは、至上命題であるデフレ脱却が正念場を迎える中、アベノミクスの第1の矢である金融政策の機動性を高める狙いがあるとみられる。

日銀が昨年10月末に打ち出した追加金融緩和では、政策委員9人の票決が5対4の僅差となった。賛成票を投じた宮尾氏の後任には「現行政策に懐疑的な人物からの選考は考えられない」(政府関係者)とされ、早い段階から有力候補にあがっていた。