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3月のサウジ原油生産は過去最高水準、生産能力の拡大など背景 | Reuters

サウジのヌアイミ石油鉱物資源相は7日遅く、同国の3月の原油生産が日量約1030万バレルになったと明らかにした。1980年代初頭以降の統計によると、最近のピークである2013年8月の日量1020万バレルを上回る水準となる。


米シェール資源の開発業者やロシアの資源大手など、高コスト生産者の市場シェアの拡大を食い止めたいサウジの意向が、生産増に反映されている。サウジや他の石油輸出国機構(OPEC)加盟国は、価格下支えのための減産を拒んでいる。

また、最終消費者の燃料需要も予想以上に強く、世界全体で製油所の利益率は数年来の高水準となっている。

原油価格改善へ支援の用意、単独では行わず=サウジ石油相 | Reuters

ヌアイミ石油相は経済関連の会議で「サウジは依然、市場の安定回復および、妥当かつ適切なやり方で価格改善を支援する用意があると明確にしたいが、サウジや湾岸諸国、もしくはOPECだけが負担しないよう、明確な原則と高い透明性に基づき、他の主要原油生産、輸出国とともに行う」と述べた。


ヌアイミ石油相はこの数カ月、OPEC以外の主要輸出国との協力に、より前向きな姿勢を取っている。エナジー・マネジメント・インスティチュートの上級パートナー、ドミニク・チリチェラ氏は、同相が他の生産国との協調に言及したことについて「この2日の強気相場を後押しする材料」との見方を示した。


ヌアイミ石油相はまた、サウジが米国のシェールオイル産業と競合しておらず、サウジ自身がシェールのガス資源開発について検討する機会を設けているとの立場を改めて示した。