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ラヴロフ外相への ビッグ・インタビュー / Sputnik 日本

最初の質問はウィーンから:ロシアはなぜノヴォロシアの承認を拒否しているのですか?


ラヴロフ外相は、「私たちはウクライナが平穏であることを望んでいる。そのためにはウクライナを不可分のものとして残す必要がある」と述べた。ラヴロフ外相によると、キエフ政権は領土の統一性を維持するために、単一国家とウクライナ化に関する問題で頑固さを捨てる必要がある。」

マルチ情報メディアRT(ラジオ「スプートニク」が属する)のマルガリータ・スィモニャン編集主任は「あなたはオバマ大統領に失望しましたか?」とまず質問した。


外相は「『信じよ、しかしチェックを忘れるな』といったところだ。もしヒラリー・クリントン氏が米大統領選挙で勝利すれば、彼女と共に我々は仕事をするだろう。肝心なことは、関係をプラグマチックに構築することだ』と答えた。

ラヴロフ外相:中国側からの脅威はみられない。


ラヴロフ外相は、ロシアと中国のパートナー関係は戦略的性格を有しており、状況の不安定化を防止していると述べた。またラヴロフ外相は、ISILは現時点で我々の主要な敵であると指摘した。


ラヴロフ外相は、米国は非公式に安全保障分野における協力メカニズムを構築しようという呼びかけのシグナルを送っている。ロシアは公式的な声明が出された場合は同意するだろうと述べた。

ラヴロフ外相『ロシアにとって唯一の脅威は、米国が進める対ミサイル防衛(MD)システムの世界展開だ」。


『私は、中国からの脅威があるとは見ていない。そもそも東方からの脅威は、一つを除き感じていない。その一つとは、米国のグローバルなシステムで、米国領内でも、欧州でも、そして北東アジアでも作られている対ミサイル防衛網だ。それは驚くべき形で、ロシア国境の周囲をすっぽり包んでいる。」

ラヴロフ外相:米国にとっては、常に誰かが彼らに依存していることが重要だ。


ラヴロフ外相は、米国にとっては常に誰かが彼らに依存していることが重要なのだとの考えを表した。なおラヴロフ外相は、ウクライナ危機ではロシアとドイツの関係をはじめとしたロシアと欧州連合EU)のパートナー関係を深化させないことが米国にとって重要だったと指摘し、「これは当て推量ではない。私にはしかるべき情報がある」と語った。


ラヴロフ外相は、ロシアとドイツのパートナーシップ関係は、EUが揺るがないために必要だとの考えを表した。

ラヴロフ外相は「オバマ大統領は、当時ウクライナ野党勢力に影響力を及ぼすと約束した。しかしその翌日、(合法的なヤヌコヴィチ政権を倒す)国家クーデターが起きたのだった。」

ラヴロフ外相は、スノーデン氏についての質問に答えた。


これは完全なる偶然だ。私たちは別の行動は取れなかった。

ラヴロフ外相:「ロシアは、シリアの状況がリビアのようなシナリオに沿って進まないよう、非常に大きな貢献をした。」

ラヴロフ外相は、ロシア製地対空ミサイルシステムS300がイランへ供給された後、イランへの攻撃を望んでいる人々は念入りに考えるだろうと述べた。

ラヴロフ外相:「米国は、戦術核兵器を5つの国の領内に配備しており、核不拡散条約に違反している。」

ラヴロフ外相:「ロシアとイランの軍事同盟など必要ない。」


ラヴロフ外相:「ロシアとイランの軍事同盟など必要ない。軍事同盟など我々には、全く必要ない。それはロシアにとってもイランにとっても必要ではない。そう確信している。そうした事に関するいかなる提案も、イラン側から受け取ったことはない。そんな同盟は、全く非現実的であり、必要ないものだと思う。


ただロシアは、イランとの軍事技術協力を発展させてゆくだろう。この分野での協力には、大変よい展望が開けている。」

ラヴロフ外相には、ベラルーシのルカシェンコ大統領が「欧州の許しを得るため」ロシアを渡したとの感じはない。


ラブロフ外相は、次のように述べたー


ベラルーシ軍部隊は、下部区分の部隊を含め、5月9日に行われるパレードに参加するだろう。それゆえ、心配することはない。このテーマについては、すでに大統領府が述べている。ルカシェンコ大統領は、8日にはモスクワに滞在し、この日に計画された一連の行事に出席する。その後、すでに大統領自身が述べたように、ミンスクでのパレードに参加のため出発する。ベラルーシの軍人達は、CIS諸国ばかりでなく一連の他の国々の軍人達と並んで5月9日のパレードに参加するだろう。」

ロシア政府は、ウクライナに国連の平和維持部隊を置く意味はないと考えている。


「ロシア政府は、それを望んでいない。なぜなら、今キエフ当局が提案し、彼らによってなされていることすべてが、あたかも特別に国を分裂させる方へと向けられているように思えるからだ。彼らはドネツク及びルガンスク両共和国の首を絞め、そもそもこの地域をウクライナ国家の構成体から除外しようとしている。」


このように述べたラヴロフ外相は、次のように指摘したー


「社会的経済的な封鎖、社会福祉手当ての支払い中止、ドネツク及びルガンスク両共和国との対話拒否声明など、そうした方向に向けられたものだ」。