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原発 新興国で導入進む 欧米では増えず NHKニュース

原子力関連企業で作る日本原子力産業協会がことし1月1日時点でまとめたところ、去年新たに中国で5基、インドで1基が運転を開始した一方、アメリカで1基が閉鎖され、運転可能な原発は31の国と地域で431基と、前の年に比べ5基増えました。
原発の建設はエネルギー需要が高まる新興国を中心に活発化していて、中国では建設中の26基に加えて30基の建設が計画されているほか、ロシアで11基、インドで6基が建設中となっています。
一方、最大の利用国のアメリカやEU加盟国では、7年続けて新たに運転を開始した原発はありませんでした。アメリカでは、2年間で5基が閉鎖されて99基となり、去年28年ぶりに100基を下回りました。
シェールガスの生産などで電力価格が下がる中、採算が合わなくなったことなどが背景にあるとみられ、アメリカ政府は現在、建設中の5基のうち2基について融資を保証する支援をしています。
日本原子力産業協会は「二酸化炭素の排出量削減も狙って、新興国に加え東ヨーロッパや中東で建設の動きが活発になっているが、ドイツやスイスなどが世論を背景に撤退を決めたほか、ほかの先進国では電力自由化が進む中で採算をとるのが難しくなっている」としています。