ギリシャのバルファキス財務相が辞任を表明 | Reuters
ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)の一部メンバーに歓迎されておらず、辞任することでチプラス首相がユーロ圏諸国と合意しやすくなるとの見解を示した。
これはバルファキス財務相がみずからのブログで明らかにしたもので、6日中に辞任するとしています。
辞任の理由について、ユーロ圏の一部からバルファキス財務相はいないほうが望ましいと言われ、チプラス首相も辞任は今後の合意形成に役立つと判断したとしています。
ギリシャでは5日の国民投票で、チプラス政権が呼びかけたとおりEUなどが金融支援の条件としている財政緊縮策の受け入れに反対する票が多数となり、チプラス首相はこうした民意を後ろ盾にEU側との協議に臨みたい考えです。
EU側では、国民投票の結果を受けて、7日にユーロ圏各国の財務相と首脳が相次いで会議を開く予定ですが、協議は難航が予想されています。
バルファキス財務相はその発言などからドイツのショイブレ財務相などと折り合いが悪いことで知られ、協議を進展させるため辞任という選択をしたという見方が出ています。