岸田外務大臣は19日午後、東京都内で開かれた日本と韓国の国交正常化から50年を祝う式典であいさつし、「日韓両国を往来する人の数はこの50年間で500倍以上に膨れあがった。交流は着実に拡大しており、かつてはお互いを知るための交流だったが、今は協力のための交流に発展している」と述べました。
そのうえで岸田大臣は「日本と韓国は言うまでもなく大切な隣国どうしだが、隣国であるがゆえに難しい問題が生じる。だからこそ、さまざまなレベルや分野で交流や対話を積み重ねていかなければならない」と述べ、両国間の交流や対話を積み重ねることで日韓関係の改善につなげていきたいという考えを重ねて示しました。
また、同じ式典に出席した安倍総理大臣の昭恵夫人は「残念ながら、今、両国は政治的には難しい状況が続いていると思う。しかし、一人一人が意識を持って進めば、必ずいつか関係がよくなると信じて疑わないし、私なりの努力をこれからも続けていきたい」と述べました。