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アングル:輸出停滞続き外需は期待薄、回復シナリオに危うさ | Reuters

19日公表の7月貿易統計から分かってきたのは、輸出数量の反転が勢いを欠き、外需の「V字回復」が見込めそうにない現実だ。


中国は景気減速に加えて天津港の爆発事故による機能不全が尾を引くリスクもあり、ウエートの大きいアジア向け輸出の回復は見通せない。


7─9月期の外需寄与度はマイナスとの予想が早くも出る中で、年度後半の日本経済回復シナリオには危うさが漂っている。


7月は輸出金額が前年比で7.6%伸びたものの、輸出数量では同0.7%減少しており、5月以降の停滞状況を脱するに至っていない。日銀が発表した実質輸出は前月比0.5%増にとどまり、指数は4月の100超の水準から98程度で低迷したままだ。


輸出全体の半分程度を占めるアジア向け輸出数量は、前年比0.4%減少。中国向け輸出は前年比で6カ月連続の減少だ。

期待できそうなのは、景気が回復している米国向け輸出だ。しかし、企業部門の回復の遅れから資本財輸出はなかなか伸びていない。アジア向け輸出の停滞を補ってけん引役となれるかについては、不透明感が残る。


#経済統計