アメリカ国務省のカービー報道官は25日の記者会見で、中国政府が来月、「抗日戦争勝利70年」を記念するとして北京で開催する行事について、「アメリカ政府を代表してアメリカ大使が出席する」と述べ、中国に駐在するボーカス・アメリカ大使が出席することを公式に表明しました。
記念行事では来月3日、北京の天安門広場で軍事パレードが行われますが、中国外務省はロシアのプーチン大統領や韓国のパク・クネ(朴槿恵) 大統領など30か国から首脳級が、またアメリカ、ドイツ、カナダなど19か国から政府代表が出席することを明らかにしていました。
これについてアメリカ政府関係者は「式典が関係国の和解の促進を目的としているかどうかを検討した結果の決定だ」と述べ、今回の行事の性格を考慮して、本国から代表を送らずに現地の大使の出席にとどめたという見解を示しました。