「平和学の父」に聞く、安保法制と北東アジアの未来 平和学者ヨハン・ガルトゥング博士インタビュー|『週刊ダイヤモンド』特別レポート|ダイヤモンド・オンライン
米国は世界中で多くのコンフリクトを抱えていますが、どの問題も平和的な解決策があるにもかかわらず、武力で解決しようとする傾向があります。米国は問題解決には関心がなく、むしろ武力行動に移りたい。なぜかというと、武力で対峙した場合は勝利が可能だからです。勝利の甘い蜜を吸いたい。それが多くの米国民の要望でもあるのです。
――歴史問題や歴史認識の対立は、どう乗り越えていけばいいとお考えですか。
ヨーロッパから実例を学べばいいと思います。それは横に置いておきましょう、と。日本で言う棚上げです。