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久保利英明 第1回 「司法がちゃんとしていないと、まともな国家とはいえません。だからわたしはもっと弁護士を増やせと主張しているんです」 | Nespresso Break Time @Cafe de Shimaji | 倶楽部SHIMAJI | 現代ビジネス [講談社]

久保利 世の中では需要が供給を生むということとは逆に、供給が需要を生むということがあります。iPhoneなどはそのいい例でしょう。


同じ伝で、わたしはもっと弁護士を増やせと一生懸命主張しています。多くの人は使った経験がないから、それがどんなに便利なのかを知らない。オーバーフローするくらいに弁護士が大勢いれば、どんな小さなことでも気軽に相談するようになるでしょう。


いま、全国の弁護士の数と、100歳以上のご老人の数では、どちらが多いと思いますか?


シマジ それは100歳以上のご老人のほうでしょう。


久保利 その通りです。100歳以上のご老人は現在6万2000人いるんですが、弁護士はたった3万5000人しかいないんです。


シマジ ちなみにアメリカにはどれくらい弁護士がいるんですか?


久保利 約120万人と言われています。

久保利 離婚もそうですけど、アメリカの弁護士にはビザの仕事もあるんです。日本で行政書士がやっていることをアメリカでは全部弁護士がやっています。日本では、ビザで異議があったとき、行政書士さんでは残念ながら訴訟は出来ないでしょう。


シマジ だから久保利先生は、弁護士の数を増やして、iPhoneと同じように弁護士を日常生活のなかで気軽に使いなさいという考えなんですね。


久保利 その通りです。


セオ そのためには日本では何人くらい弁護士が必要と思われますか。


久保利 せめて10万人はいていいんじゃないですかね。ちょうどいまの3倍くらいですか。それくらいいないとみんなで弁護士を気軽に使えないのではないでしょうか。


シマジ なるほどね。それが先生の主張なんだ。


久保利 でも「久保利は名前が売れて儲かっているから言いたいことを言っているけど、下々は大変なんだ」と怒る人がいるんです。そんなことはありません。わたしだって昔から儲からない仕事もいっぱいやっているんですよ。

久保利 日本はやっぱり司法そのものがトータルで舐められているんですね。

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