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ロシア軍機撃墜 謝罪求めトルコへ圧力 NHKニュース

ロシア大統領府で外交問題を担当するウシャコフ補佐官は27日、地元のメディアに対して、ロシア軍の爆撃機が撃墜されたあと、トルコのエルドアン大統領から数回にわたって電話会談の申し入れがあったものの、プーチン大統領が拒否したことを明らかにしました。その理由についてウシャコフ補佐官は「謝罪するのが当然だが、トルコ側にその用意がみられない」と述べました。
トルコ側は、30日からパリで始まる地球温暖化対策について話し合う国連の会議に合わせて、プーチン大統領との首脳会談も申し入れていますが、ウシャコフ補佐官は、これに応じるかは明らかにせず、謝罪がなければ難しいとの立場を示唆したものとみられます。
また、ロシアのラブロフ外相は、来年1月からトルコとの間でビザなしでの渡航制度を取りやめると発表し、ロシアから年間およそ400万人の旅行客が訪れているトルコに、経済的な打撃を与えるねらいがあるとみられています。
さらにロシア政府は28日にも、幅広い分野におよぶ経済制裁の内容を公表する見通しで、トルコ側の謝罪を求めて圧力を強めています。

一方、トルコのエルドアン大統領は27日に行った演説で、ロシア軍機の撃墜について「3回目の領空侵犯の時であり、どんなに協力関係にあっても主権を侵害してよい理由にはならない。ただ、起きたことについての悲しみは表明した」と述べ、謝罪を求めるロシア側の主張に反論しました。そのうえで、「事の本質から離れて異なる分野にまで話を広げるロシアの態度は不愉快だ。ロシア側には火遊びをしないよう勧める」と述べて、トルコへの報復措置に乗り出そうとするロシア側をけん制しました。