アメリカなどでは、スーパーやコンビニエンスストアのレジで「デビットカード」を専用の端末に入れて暗証番号を入力すれば、その場で現金を引き出すことができる「キャッシュアウト」というサービスがあります。
ATM=現金自動預け払い機が近くにないような場合は便利ですが、日本では、こうしたサービスができるかどうか法令で明確になっていないため提供されていません。
これについて金融庁の金融審議会が、キャッシュアウトを「預金の払い出しを銀行が外部に委託するサービス」と位置づけることを提案したことから、金融庁はキャッシュアウトのサービスを提供できるよう法令を改めることにし、レジから受け取ることができる金額に上限を設けるなど、仕組み作りを検討することにしています。
サービスの開始時期は未定ですが、大手金融グループの「みずほフィナンシャルグループ」はすでに準備を進めており、サービスが始まればATMの少ない地方を中心に利便性が向上しそうです。