2日の東京は朝から晴れて穏やかな天気となり、午前9時半に皇居の正門が開くと、待っていた1万人余りが二重橋を通って宮殿の前に向かいました。
天皇皇后両陛下は、皇太子ご夫妻など皇族方と共に、午前中3回、宮殿のベランダに立ち、訪れた人たちに笑顔で手を振って応えられました。
天皇陛下は「皆さんと共に新しい年を祝うことを誠に喜ばしく思います。本年が国民一人一人にとり、安らかでよい年となるよう願っています。年頭に当たり、わが国と世界の人々の平安を祈ります」とあいさつされました。
1回目の参賀では、先月、100歳になった三笠宮さまも、妃の百合子さまとそろって姿を見せ、車いすから立ち上がって手を振られました。
天皇ご一家は午後も2回、宮殿のベランダに立たれ、一日で、平成に入って2番目に多い8万2000人余りが皇居を訪れて新年を祝いました。