安倍総理大臣は22日午後6時からおよそ40分間、ロシアのプーチン大統領と電話で会談しました。
会談は日本側の呼びかけで行われ、安倍総理大臣は北朝鮮の核実験について「地域や国際社会の安全保障、国際的な核不拡散体制に対する重大な挑戦であり、断じて容認できない」と述べました。
そのうえで、安倍総理大臣は「北朝鮮に対して強いメッセージを送り、さらなる挑発行動を防ぐためにも、制裁を強化する新たな安保理決議の採択が不可欠だ」と述べ、両首脳は国連安保理の場を含めて、日ロ両国が連携して対応していくことで一致しました。
また、両首脳は、安倍総理大臣がプーチン大統領の日本訪問の前のしかるべき時期に、非公式にロシアを訪問して首脳会談を行う方向で調整を進めていくことで一致しました。そして、来月中に両国の外務次官級の協議を東京で行い、訪問に向けた準備を進めることを確認しました。
そのうえで、安倍総理大臣は22日付けで新たに設けた、ロシア外交を専門に担当する政府代表の原田・前ロシア大使が、この外務次官級の協議を担当することを伝えました。