完成したのは、ヘリコプターを搭載することができ、機関砲も備えた670トンの警備船と、150トンの警備艇の合わせて2隻で、建造を進めてきたウラジオストクの造船所で23日、完成を祝う式典が行われました。
この中でロシア国境警備局サハリン州支部のシュル副支部長は、「これらの船はロシアの国境警備のため、大きな力を発揮してくれるだろう」と述べました。
完成した2隻の船は、時速70キロ以上で航行できる高速警備艇とともに、来月以降、北方領土やサハリン州に順次配備される予定です。
ロシアは、北方領土で、住民の生活を向上させるためインフラの整備を進めるとともに、新たな軍事関連施設の建設も始めています。
ロシアとしては、北方領土に最新型の警備船などを配備することで、国防上の観点からも開発を進める北方領土の警備態勢を強化するねらいがあります。