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ベトナム共産党 最高指導者のチョン書記長留任 NHKニュース

ベトナムでは、今月21日から5年に1度開かれる共産党大会が首都ハノイで始まり、27日、次の最高指導部の人事が決まりました。
共産党筋によりますと、党の序列1位の書記長には、グエン・フー・チョン氏が留任することが正式に決まったということです。
チョン書記長は、1944年生まれの71歳。ベトナム戦争中の1967年に共産党に入党し、党機関誌の編集長や国会議長を経て、2011年から書記長を務めています。党内では保守穏健派で、中国やロシアとのパイプが太いとされています。
一方、序列2位のチュオン・タン・サン国家主席と序列3位のグエン・タン・ズン首相は退任することになり、ことし5月の国会議員選挙後に招集される国会で、後任が正式に選出される見通しです。
ベトナム共産党は集団指導体制を取っており、人事刷新で基本政策が大きく変わることはないと言われていますが、経済運営や外交で強い指導力を発揮し改革派と目されていたズン首相の退任で、改革路線の継続を懸念する声も上がっています。
最高指導部の人事は、28日閉幕する共産党大会で正式に公表されることになっています。

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