https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

第246回 怒りの矛先|塾長雑感

法律家はその職種を問わず、当事者の様々な怒りに付き合わなければならないことがある仕事です。依頼者などの怒りに接したときに、その当事者からの距離の置き方が難しい。少し距離を置いて冷静でいると冷たいと思われてしまうし、逆に理不尽さへの怒りで熱くなりすぎて客観的に判断できなくなってしまっては専門家の意味がなくなります。怒りを適切にコントロールすることも法律家として必要な資質の1つです。

私の場合は、責任ある立場の人の一貫性(consistency)のなさに怒りを覚えることが少なくありません。自分の過去の言動に責任を持つことは本当に難しいことです。ですが、これを大切な価値として意識するか否かは重要なことだと思っています。自分の発言の一貫性などどうでもいい、そのときをなんとか乗り切ればそれでいいと考えるような人が責任ある立場にいること自体に怒りを覚えるのです。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160201#1454322969
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160201#1454322974
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160131#1454236548