最近、よく受ける質問の一つが「争わざるの理について」です。自分自身に争う氣持ちがなければ争いは生じないかと言えば、そんな事はあり得ません。それは今の世界情勢を見れば明らかです。
正しくは「自分自身に争う氣持ちがあると常に争いを生み続ける」ということです。つまり、自分の心のあり方が重要ということです。
私は元々とても氣性が荒く、親には常に心配をかけていました。刺激に対して過剰に反応する子供でした。心の中には常に争いがあり、そういう氣を発し続けていましたので、自分から揉め事を引き寄せていました。
心身統一合氣道の稽古においても、常に相手とぶつかってしまい、時に癇癪を起こすことさえありました。藤平光一宗主から「争わざるの理」を教わってはいたのですが、全く理解を出来ずにいました。
内弟子となってからこの様なやり取りがありました。
宗主 「技が上手くいかないようだな」
私 「はい」
宗主 「目の前にいる相手はどういう存在か」
私 「投げる相手です」
宗主 「そうではない。相手を助けてあげなさい」
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#二元論 #一元化